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遺品は相続財産として扱う必要がある

遺品整理は、亡くなった方の所有物を残された遺族が代わりに処分することではありません。遺族に故人の遺産が相続され、家財などの所有権が遺族に移ったあとに行われる片付けを遺品整理といいます。

亡くなった方が所有していたものは、「遺品」と呼ばれる相続財産の一部です。そのため、相続人以外が勝手に処分した場合、遺産相続や財産の処遇に関わる部分でトラブルが起こる可能性があります。

遺品整理は、法事を終えた後、すぐに考えなければならない場合が多いです。放置すると家が劣化したり、隣人トラブルが発生したりする可能性があります。早く処分したい一心で相続人以外の方が処分に乗り出そうとする場合がありますが、トラブルの元となるため、相続人を決定してから行ってください。

遺品は、法律によって「相続人の相続財産として扱わなければならない」と定められています。そのため、家財道具はもちろん、使い道のない小物やゴミも全て他人が勝手に処分することはできません。遺品整理をする際は、故人と縁が深い関係性にある方が主に行います。親が亡くなった際は子供が行うのが一般的です。

しかし、親の遺品を相続するつもりが子供にない場合は、相続人として認められないため、遺品整理ができません。相続をし、所有権を自身に移した後、はじめて遺品整理が行えるためです。

遺品整理をするのは誰が適しているか

一般的な場合、親が亡くなった際は、その配偶者と子ども達で遺品整理を行います。兄弟姉妹がいる場合は、手分けして行うと効率的です。しかし、兄弟がいないケースや、子供達が遠方で暮らしているなど、休日に手軽に片付けに行けないケースも存在します。

また、遺産はよいものだけではありません。借金など相続人にとってよくないものだった場合、遺産相続を放棄したいと考える方もいるかもしれません。相続を放棄した場合、遺品整理を行政に依頼できる場合もあります。故人の債務が多く、遺品整理はしたいが遺産を相続することができないと判断した場合は、相続放棄の手続きをすることで、故人の財産の全てを放棄可能です。放棄後は家庭裁判所によって、相続管理人が選出され、処分まで行ってくれます。

このように、遺品整理に関しては法律が関ってくることが多いため、必要な際は専門家への相談や依頼をしなければ判断が難しい場合があります。必要に応じて行政や弁護士など、相続に詳しい方に相談し、判断を仰ぎながら決定してください。

遺品整理を一人で行うことが困難な場合は、ネクストサービス・千葉支店までご相談ください。ご遺族の方や相続人の方がすぐに対応できない場合や、整理、処分の方法がわからない方のサポートをいたします。
故人の大切にしていた遺品を見つけるだけでなく、清掃まで承っています。千葉で遺品整理をご検討中の方は、ぜひ一度ご相談ください。